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野辺送り~

眠っているかのようで、シュウ君と呼ぶと眼を開けてくれそうな錯覚を覚えました。

可愛いお花を届けて下さいましたお友達には、心からお礼を申します。支えて下さいました<幸せワンコ道を目指す>皆様、シュウも私も幸せでした。

公営のセレモニーホールの小動物用入口から奥へ進むと、白い手袋をつけた方がもう待っていました。丁寧な御挨拶で、シュウの棺は運んで下さいました。シュウの棺を火葬用のストレッチャーに移してから書類に記載事項を書きいれて、2万円を支払いました。因みに人間は1万円で火葬してくれ、子供は半額です。

それから最期のお別れをするために、もう一度シュウのお顔や耳を撫でて、ありがとうと言いました。次女が一緒に来ていて、何度も何度もありがとうと言っていました。フランスへ留学中の三女がとうとうスカイプでしか姿をみることができませんでしたので、彼女の分までお別れを言いました。

30分程、待合室で待っている間、これまでのことを回想したり、この場所がなんとも長閑で、晴天でもあったためか、野辺の送りをするにふさわしい、広々と気持ちの良い施設だなと感心したりしていました。

声が掛り、骨拾いの前に、シュウの真っ白な遺骨について丁寧な説明が為されました。頭部、背骨、腰骨、脚、そして喉仏け。ほんとに可愛い喉仏けだと思いました。次女は係りの女性の説明に懸命に耳を傾け、何故、喉仏けと呼ぶのかを初めて知ったようでしたし、私も仏様が合掌しているお姿をこの目ではっきりと見たのは、この日が初めてでした。

陶器の中にそっと1つずつおさめ、たれパンダの袋にちんまりとおさまったシュウと一緒に帰宅し、廊下のスペースにおくことにしました。ウサギは、シュウとはなんら関わりがありませんが、二階の長女の部屋にいつも、ぽつねんと外を眺めているので、ずっとシュウの傍に居てもらう事になりました。にわかに任命を受けたウサギさんでありますが、みんなが居る場所へきて、しかも甘い香りのする熊さんのろうそくを抱っこして、座っています。

もともと何か手作りをするのは好きだった私。マスキングテープを骨壷に貼る事にしました。記念写真は、ウィーン帰りの、羊さんです。Eggiさんのところへ伺った時に、街の文具屋さんで、黄色いあひるさんとともにセール品になっていました。このお二人さんだけが、残っていましたので、日本へと連れ帰ってきたのです。

まさかシュウ君の骨壷と並んで記念写真におさまるとは、その時は夢にも思わなかったでしょう。

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by syu_beruto73 | 2011-06-09 16:59 | 雑感